痛いの辛いのとんでけー!

生活している中でおきる「様々な痛み、辛い事」をテーマにして書いているブログです。

コレステロールや中性脂肪の異常は「未病」の段階?

f:id:ktsns:20160419001742j:plain

自分の体は自分で治療する!治す医学から予防する医学へ

未病とは東洋医学の根本理念のひとつで、はっきり病気とはいえないけれども、完全に健康かというとそうではない」という半健康の状態、つまり病気になる前の段階を意味する言葉です。 中国最古の医学書で、この言葉がすでに使われています。

体脂肪が標準より多い、血中脂肪や血圧の値、血糖値が少し高い。未病の概念はいずれもコレステロール中性脂肪が原因で起こる内臓肥満やドロドロ血液に当てはまります。

今は病気ではないが、ほうっておけば病気になるかもしれない状態です。

この時点で体の異常に気がつけば、生活習慣を改善するだけで病気の予防ができます。脂質異常や糖尿病、さらにその先に待ち受けている、動脈硬化が原因で起こる命にかかわる病気を自分で防ぐ事が出来ます。

最近になって、西洋医学にも未病という考え方が根付いてきました。セルフメデイケイションが提唱されるようになったのです。

自分の体は自分で治す、という意味ですが、病気になってから病院で治療してもらうという受け身の医療から、自分で自分の体をケアしていくという、新しい医療方法に変わってきたのです。

世紀の医学がめざしていたのは。治す医学でした。しかし21世紀は”予防する医学”を目的としています。自分の体は自分で管理して、病気になる前に自分で治すこれが新しい現代のスタイルです。

乱れた食生活や生活習慣が血液中の脂質バランスを崩す?

脂質異常症はほとんどの場合、生活習慣の乱れが原因で起こります。カロリーオーバーの食事、揚げ物、炒め物や脂肪の多い食品のとりすぎ、お酒の飲みすぎ、野菜不足などの乱れた食習慣は、血液中の脂質のパランスをくずし、脂質異常引き起こす要因になります。

食事だけでなく、運動不足やストレス、喫煙もよくありません。体を動かさないと脂質は消費されず、血液中にたまったままになってしまいます。またストレスは、暴飲暴食に繋がり、血液中の脂質を増やしてしまいます。

さらに喫煙することにより、たばこに含まれる有害成分が血管を傷つけ、脂質異症から動脈硬化に急速に進行します。


家族の中に動脈硬化による病気の人がいる場合は、家庭の生活習慣そのものが脂質異常になりやすい傾向にあります。
家族全員で生活を見直し、脂質異常症となる原因を探してその要因を改善することがとても重要です。

 

脂質異常症は動脈硬化の危険因子!動脈硬化は狭心症心筋梗塞を引き起こす

脂質異常症は、狭心症心筋梗塞脳梗塞など動脈硬化に由来する病気の大きな危険因子です。危険因子とは、病気を引き起こしたり、悪化、進行させる要因です。

脂質異常症という危険因子がひとつあると、危険因子がまったくない人に比べ、狭心症心筋梗塞の起こる危険度が倍になるという報告があります。脂質異常症だけが危険因子になるのではなく、ほかにも高血圧、高血糖、肥満があり、脂質異常症を含め四大危険因子と呼ばれています。

危険因子がふたつ以上重なっている場合、ひとつひとつは軽度でも、む可能性が飛躍的に高まります。

ちなみにふたつ重なると狭心症心筋梗塞の危険度は軈倍、3つから4つ重なると危険度は31.3倍に跳ね上がります。なかでも高血圧は、脂質異常症と並んで重大な危険因子でこのふたつが合併すると、動脈硬化の進行に一層拍車がかかります。

 

・健康な人の血液
HDL、LDLコレステロール中性脂肪がバランスよく血液に溶け込み、血管の中を流れています。

脂質異常症な人の血管
中性脂肪が多くなると、HDLコレステロールが減って、増えたLDLコレステロールは血液壁に入り込み、動脈硬化を引き起こす原因となります。

今からでも遅くありません。生活習慣などに気をつけて、事前に病気を防ぎましょう。