痛いの辛いのとんでけー!

生活している中でおきる「様々な痛み、辛い事」をテーマにして書いているブログです。

スマホを使いすぎて肩こりに悩んでいませんか?肩や首のしつこい”こり・痛み”はストレートネックが原因だった?

ストレートネック

顔や首など、上半身のポイントになる関節はどこでしょうか。それは、ちょうど「頭と首の境目」に相当する場所。すなわち、「後頭骨頸椎の間」 の関節です。

この関節の状態の良し悪しが、首こりや肩こりをはじめ、頭痛やめまい、耳鳴りといった上半身の健康にも大きく関係しているのです。

 

首の関節のメカニズム

これについてくわしく述べる前に、首の関節のメカニズムについて少し説明しましょう。人間の頭の重さは6kgほどもあるとされ、この重い頭を7個の頚椎が支えています。頸椎と頸椎の間は、頸椎間関節と呼ばれ、腰椎と同様に椎間板が座布団のように挟まっています。また、7個の頸椎は、下のほうに行くに従い、前側に向かってゆるやかにカープしています。

このカーブがあるからこそ、6kgもある頭を乗せていても、うまくバランスをとりつつ荷重負担を分散させることができています。しかしこの頸椎のカープはたいへん失われやすいのです。

みなさんも「ストレートネック」という一言葉を聞いたことがあるでしょうか。これは、頸椎の本来のカーブが失われ、まっすぐになってしまった状態のことです。こうなると6kgもある頭の重みがまともにかかってくるため、頸椎はかなりトラブルを起こしやすい状態になってしまいます。首や肩こりの痛みなどの症状は殆どがこのストレートネックからはじまっているといっても過言ではありません。

 

うつむき姿勢がストレートネックの元凶だった!

首や肩の健康にとってもっとも悪い生活習慣。それは「うつむきの姿勢」です。先に頭の重さは6キロほどもあると紹介しましたが、うつむきの姿勢をとっていると、首にかかる負担がさらに大きくなります。うつむきっばなしだと、首の後ろ側の筋肉が休みなく引っ張られ続けている状態に。この筋肉疲労が首や肩のこりや痛みへと繋がります。

もし毎日のようにうつむきの姿勢ばかり続けていたらどうなるでしょうか。まずストレートネックが形成されやすくなり、首の筋肉や頸椎に大きな負担がかかるようになります。筋肉がガチガチにこり固まって、目や肩にこりや痛みを感じるのが出たり前の様になるでしょうし、頸椎椎間板が疲弊してくれば、手のしびれなどの症状も出てくるでしょう。

さらに首の神経が・圧追されるようになれば、首や肩だけでなく頭痛やめまい、吐き気などのさまざまな不調も感じるようになるかもしれません。

 

みなさん、ご自身の胸に手を当てて考えてみてください。日々の生活でうつむいている時間がとても長くはないですか?最近は何時間にもわたってパソコン作業をする人が増えています。知らず知らす、ずっとうつむいたままでいることもめずらしくはないでしょう。

それに、パソコンを前にしていなくとも、携帯電話のメーや携帯ゲーム、読書などですっとうつむいているという人も多いのではないでしょうか。このため首や肩にこりや痛みなどの不調を訴える人は、近年加速度的に増加しています。

 

では、具体的にどうすればいいのか?

やはりもっとも大切なのは「意識づけ」です。まずはうつむき姿勢は首や方の健康を衰えさせる元凶だと肝に銘じて下さい。そして、デスクワークの際は姿勢をただし、こまめに体操を挟むようにしましょう。同時に首の筋肉もしつかり休めるようにしてください。

それと、ノートパソコンを使っているとどうしても目線が低くなり、うつむきがちになります。パソコン作業の多い方はデスクトップ型に替えて、画面に対して目線が水平になるようにセッティングしてみてはいかがでしょうか。なお、パソコン作業の多い方はおそらく自分の頸椎がストレートネックになっていないかどうか気になるのではないでしょうか。

レントゲンで検査をすればすぐわかりますが、自分でチェックするには壁を背にして「気をつけ」の姿勢で立ってみてください。「後頭部」「肩甲骨」「お尻」の3か所が力まずとも自然に壁につくようなら大丈夫です。

後頭部が壁につかなかったり、意識して首を後ろへ逸らさないとつかなかったりするならストレートネックの可能性大です。

 

首や肩の長引く不調、手のしびれもすっきり取れる

肩の不調の代表選手と言えば、やはり肩こりでしょう。それと、首がこるという人も多いです。もっとも、こういった「こり」は、病気のうちに入らないと考えている人が少なくありません。みなさんはいかがでしょうか?きっと自分でもんだり、マッサージ屋さんへ行ったりして、こりや疲れをごまかしている人が多いのでは。

しかし油断は大敵です。そうやって長年、肩こりや首こりと付き合っているうちに頸椎の状態を悪化させてしまう人がとても多いのです。首や肩のトラブルを悪化させてしまう人にはこの様なパターンをたどる人が目立ちます。

うつむきなど、日常生活の悪い姿勢

首や肩の筋肉疲労、首こり、肩こり

頸椎椎間板の変性による首や肩の痛み

頸椎椎間板)ヘルニア

これらのうち、頸椎症や頸椎椎間板ヘルニアは、ひとまとめにして頸肩腕上候群とも呼ばれています。これは要するに、首や肩の疲弊が筋肉ばかりでなぐ頸椎にまで及んでしまった状態。

変性した椎間板やはみ出したヘルニアが神経を刺激するために、首や肩だけでなく、腕や手にまで痛みやしびれを感じることがあります。ですから、肩こりや首こりも決して甘く見ずに、状態をこじらせないうちに早めに冶療したほうがいいでしょう。

 

肩こりや首こりだけでなく様々な体調不良を起こす関節トラブル

ストレートネックの影響は、重要ポイントである「頭と首の境目の関節」にも及びます。というのは、ストレートネックにより頸椎の荷重負担が増して、頸椎椎間板や筋肉などの周辺組織が疲弊してくるとそのしわ寄せから「頭と首の境目の関節」がだんだん狭くなっていってしまう。そして関節部分が狭められたことにより、そこを通る神経が圧迫され首こりや肩こり、頭痛、めまいなど、さまざまな不調につながっていると考えられます。

首には、脳から体へと向かうたくさんの重要な神経や血管が集中しています。そのなかには内臓の動きや、体温、呼吸などをコントロールしている自律神経も含まれます。こうした重要神経が圧迫されたとしたら、さまざまな体調コントロール機能にも支障が出てくることでしょう。首や肩の不調に悩む人の場合、同時に頭痛、めまい、耳鳴り、吐き気、イライラなどの症状に悩まされていることが少なくありません。

おそらくストレートネックを発端とした「頭と首の境目の関節」のトラブルから引き起こされているものなのではないでしょうか。しかし、首や肩のこりや痛みをはじめ、頭痛やめまいなどのさまざまな症状のある患者さんに医師が「頭と首の境目の関節」をゆるめる関節包内矯正を施すと、それらの症状がきれいにとれていくケースがじつに多いと言われています。

しかもこれによって、イライラや落ち込み、抑うつなど、心の調子までよくなってくるケースも少なからずあるため、この関節が上半身の健康キープのカギを握っていると確信しています。

 

首のトラブルはさまさまな不調につながりやすい

 

胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)

なで肩の女性に多い疾患で、首や肩の痛みと共に、手や腕がしびれるのが特徴です。
指から腕へ向かう神経や血管の通り道である「胸郭出口」の部分が狭まり、これらの神経が圧迫されることで起こります。
これには、第1肋椎関節を広げる関節包内矯正が有効です。

寝違え

朝、起きたら首が痛くて回らない状態になります。高い枕で寝ていたり、ソファで寝てしまったりしたのが原因。多くは自然治癒します。

緊張型頭痛

デスクワークなどの際、キリキリと締めつけられるようなしつこい痛みが続くのが緊張型頭痛です。
これは、うつむき姿勢を続けていたことにより首の後ろ側の筋肉が緊張することが原因で起こります。
うつむき習慣を「やめ、首の緊張をほぐすことが大切です。

ムチウチ
車の追突事故などで頸椎や頸椎周辺の筋肉や靭帯(じんたい)が傷つき、首が回らない状態。
動かすと痛いなどの症状が現れます。事後後バレリュー症候群が現れる場合もあります。

バレリュー症候群

ムチウチや頸椎症、頸椎椎間板ヘルニアなど頸椎を痛めたことにより、さまざまな自律神経失調症状が現われる症候群。
「頭と首の境目の関節」をゆるめる関節包内矯正が効を奏するケースが目立ちます。

 

五十肩は「肩の老化現象」だった

忘れてはならない肩関節のトラブルがあります 五十肩 (四十肩) です。その名が現わしているように、40代後半から50代の中高年に多く、肩がたいへんひどく痛みます。
腕を上げたり、腕を背中に回したりという動作がつらくなるのが特徴で、髪を整える、上着の袖に腕を通す、プラジャーをつける、ファスナーを開閉するといった日常動作ができなくて困らされることもしばしばです。

また、安静時や就寝時も痛む場合が多く、痛む方の肩を下にして横向きに寝る事が出来なくなります。なお、どれくらい症状が続くかは人によってさまざま。 2日で治る人もいれば、数年間悩まされ続ける人もいます。いったんは症状が消えても再発することもあります。では、 この厄介なトラブルにどう対処すればいいのでしょうか?

 

守る姿勢よりも”攻めの姿勢”を

急性期の場合は、安静にし、冷湿布で患部の炎症をとることが必要。夜中に肩がじんじん痛む慢性期になったら、無理のない範囲で腕を動かしていく姿勢が必要です。でも、 動かしたほうがいいとはいっても、たいていの人は痛くて尻込みしてしまうもの。 

ですから、関節包内矯正によって、肩関節の関節包内の動きをよくし、痛みを緩和させたうえで、少しずつ動かしていくといいでしょう。とにかく五十肩の場合、様子を見たり痛みを我慢したりして”待ちの姿勢”でいるよりも”攻めの姿勢”で積極的に治療していくほうがいいです。そのほうが楽ですし、治りも早いでしょう。