痛いの辛いのとんでけー!

生活している中でおきる「様々な痛み、辛い事」をテーマにして書いているブログです。

「関節を意識した暮らし」で人生が変わる

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みなさんは、マリオネットを操ったことがあるでしょうか。ピノキオのような操り人形です。体中関節だらけで相当扱い方に慣れていないと、スムーズな動きをさせるのが難しいもの。

マリオネットを普通に歩かせるのだってかなり苦労します。操ってみると、肘、膝、足首など、何ヶ所もの関節を同時並行で動かさなくてはなりません。

マリオネットにダンスを踊らせるなんてことになれば、あちらこちらの関節をいっせいに連動させなくてはならないため、どう動かせばいいのか、こちらの頭がこんがらがってしまいます。つまり、人間の関節というものはそれだけ高等で複雑な動きをしているものなのです。

私たちはこれらの関節が、いつもちゃんと動いてくれていることのありがたみがいまひとつ理解出来ていないのではないでしょうか。常日頃、私たちは歩いたり、しゃがんだり、走ったりという動作を無意識に行なっています。いつもあまりに当たり前に関節が動いてくれるので、問題なく動いているときは意識すらしません。

多くの人は、痛みなどの問題を抱えたときにのみ関節を意識し、そのときは「ああ、関節がスムーズに動くって、こんなにも大事なことだったんだな」ということを思い知らされるわけです。ただ、そういう人も痛みなどが解消しさえすれば関節のことなどまたすっかり忘れ去ってしまう。せめてもう少し「関節を意識した暮らし」をするほうがいいのではないでしょうか。

寝たきり予備軍になるかならないかには、日頃からどれだけ関節を意識しているか”が非常に大きく影響していると思います。「関節を意識した暮らし」をしているかどうかで、その人の人生の先行きの長さが変わってくるのです。

 

関節が動いてこその人生

よく「お年寄りは足から衰える」といいます。関節の痛みや骨折などから寝込み、引きこもってしまうと急にに足腰が弱ります。足腰が弱って歩かなくなると、脳に対する刺激がグンと少なくなってポケにつながりやすくなりますし、内臓の働きも次第に落ちてきて、病気に対する免疫力が低下してしまいます。

しかも、弱った筋肉や関節の状態を元に戻すのにはけっこう時間がかかるもの。たとえば一ヶ月寝込んだままの生活をしてしまうと、それを戻すには3か月の時間がかかるといわれています。回復には、衰えるスピーの三倍の時間が必要なわけです。

すなわち、ひとたび関節を痛めて動けなくなろうものなら、途端にかなり危機に瀕した状況に陥ってしまう。そもそも「関節が動く」ということは「活動することが可能な状態である」ということ。

 

人間の活動は、関節が動くことによってこそ成立している

関節が動かなくなるという事態は、思うように身動きできず、活動が不可能な状態となることを意味します。つまり、関節が動いてこその人生。少しでも長い人生を送りたいなら、できるかぎり体がなめらかに動く状態。をキープしておくこと。

決して寝込んだり足腰を弱らせたりすることのないように、若いうちから自分の関節に対して高い意識を持ち、しっかりとケアする姿勢を習慣にしておくことが大切です。

 

関節は「人生の履歴書」のようなもの

関節は一生ものです。大人の関節が出来上がったらそれ以上増えたり再生したりすることはありません。あとは、磨り減っていく一方です。これが筋肉であれば、どんなに年をとったとしても、鍛えさえすれば量を増やすことができます。筋肉はあとからだって、いくらでも取り返しがきくのです。

また、内臓も末長く持ちます。内科の医師から「内臓は健康な状態さえキープしていれば100年以上働き続けられる」というお話を聞いたことがあります。でも、どうしても老化を阻止できない器官があり、それは「咸覚器」と「関節」です。視覚、聴覚などの感覚はどうしても加齢とともに力が衰えるのが避けられません。また、関節も老化を避けられません。

椎間板などは20歳くらいからすでに老化をはじめています。椎間板にしても、関節の軟骨や骨にしても、基本的に消耗品で、年を重ねるごとに少しずつ着実に磨り減っています。すなわち、磨り減りすぎてガタがきたらもう取り返しがきかない。だからこそ、一生ものとして、ことさら大事に扱っていかなければならないのです。

 

あなたの関節はまだまだやり直せる

一生ものである関節には、その人のそれまでの生き方が反映されています。関節は、その人の人生のそれまでの生き方を示す「履歴書」 の様なものといってもいいでしょう。

小さいころからずっと野球のピッチャーをやっていれば投げる側の肩やひじを痛めやすいですし、パレーのアタッカーやバトミントンのスマッシュは背を反らせる動作が大きいために腰椎を痛めやすい。

別にスポーツでなくとも、小さいころからうつむき姿勢で勉強するクセがあった人は首や肩の関節を痛めやすいでしょう。また、エレベーターガールなどずっと立って仕事をしていれば背中や腰を痛めやすくなりますし、連日連夜会社のパソコンの前に釘づけにされていれば、もちろん腰を痛めやすくなります。

 

関節包内矯正などで良い状態へリセット出来る

そういった風に、関節の痛み具合にはその人がどんな生き方をしてきたかの 「履歴」が浮かび上がります。ただし、その「履歴」は、関節に対する意識の傾け方次第で消し去ることが可能です。

どんなに痛みやケガなどで関節に苦労をかけてきた人でも、関節包内矯正を行なったり、セルフケアに力を入れたりすれば関節をよい状態へとリセットすることができます。そして、過去にきっばりと別れを告げて、そこから々新しい人生をを送ることができるのです。

要するに、そういった意味で"取り返しやり直しがきくと言う事。関節を治すことによって人生を再スタートさせることができるのです。ですから、再出発をするならできるだけ早いほうがいいでしょう。そして、一生ものツである関節を自分のこれからの一生を見据えたうえでしっかりとケアしていかねばなりません。