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腰痛、肩こりに低周波治療や牽引は効果があるの?その実態は

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低周波治療や牽引治療は理学療法や物理療法リハビリテーションと呼ばれ、腰痛や肩こりに対する冶療の一環として、多くの医療機関あるいはその他の機関で行われている治療です。

ただし治療効果に関しては判断が難しいところもあります。ここでは、脊椎脊髄外科関係の専門書に基づき、その有効性などについて少し説明したいと思います。

 まず、牽引療法について。僕も幼い頃、おばあちゃんが斜めに立てかけた洗濯板みたいな長い板の上に横たわり、あごの下にバンドをして、下にお錘もりをつけてあごを上に引っ張っていた光景を見たことがあります。


そもそもこれは、紀元前の古代ギリシアで活躍した医師、ヒボクラテスの時代からあった治療法のようですが、これで背骨をいい格好に固定できるという理念の下に広く行われていました。でも、残念なのですが、やはり都合のいいように背骨を固定するなんてできませんし、科学的有効性を示すデータもないのが事実です。

実は、この治療法は現在でも多くの医院で行われています。ただ、方法は少し変わり首でも腰でも、1~2分牽引して数十秒休むというようなプログラムを繰り返すものが多いです。

牽引治療の役割は、時代と共に変わったのか

おそらく、牽引を短時間ずつ繰り返すことで筋肉マッサージする役割は果たしていると一般的には考えられています。実際に試した事のある方はお分かりになると思いますが、確かにゆっくり引っ張られたら気持ちいいですからね。ただ、この牽引治療を漠然と続けていることで、症状が悪化するケースがあることもせひ知っておいてください。

首の骨(頚椎)の変形により中の脊髄か圧迫され手足にしびれが出ている方がいました。実はその患者さんはクリニックで、1年近くも首の牽引の治療を週に3回くらい行っていたそうです。結局、しびれもなくならず、手の動きもぎこちなくなってしまったそう。いったい何をしていたのでしょう。

よくなるどころか症状が悪化してしまい疑問が残る結果となってしまいました。このまま放っておいては今後、手足が動かなくなる確率が高いので、手術しかそれを阻止する手だてが無くなるでしょう。
 

そのほか、病院やクリニックで行われる主な治療

電気療法機器、電磁波療法機器、光線療法機器、超音波療法機器、温熱療法機器、寒冷療法機器、水治療法機器マッサージ器、イオントゴーレシスなどがあります。何種類か試しましたが確かに、その治療を行っているときは、腰痛などが楽になるような気がします。

恐らくですが、物理的な刺激によって筋肉の温度が上がったり、血の巡りがよくなったりすることで、筋肉痛の悪循環を断ち切っているのではないかと思います。でも、これも牽引療法と同様に、いまだ科学的な有効性が示されてはいないのが現実です。

また、頚椎の病気やむち打ち症ではわっかのようなカラーをすることがあります。なんだか重病感かあっていいでしょうか?夏場はちょっと暑いですが。カラーをすれは首でも腰でも動きか制限されるわけです。

もちろん、背骨の怪我や手術後冶療する上で極力動きを制限したいという目的でカラーをすることはありますがいわゆる肩こりや首痛や腰痛でもカラーで得られる当初の安静には一時的な効果はあるかもしれません。

ただし、カラーの留め方によっては、凝りや痛みをかえって悪化させることもありますので注意か必要です。また、少なくとも2ヶ月以上もするものではありません。なぜなら、首を支える筋肉が衰えてしまうからです。気をつけましょう。